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イメージセンサーを2倍に高感度化 分光素子でRGBを分離する新技術、パナソニックが開発

» 2013年02月05日 17時50分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは、光を色ごとに分離する微細な分光素子により、イメージセンサーを高感度化することに成功したと発表した。光の利用効率を高めることでCCD/CMOSセンサーを約2倍に高感度化できるという。

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 従来のセンサーはカラーフィルターを使ってRGB3色を記録している。各画素に各色のみを透過するフィルターを配置しているため、入射光の50〜70%が失われていた。

 新技術では、マイクロ分光素子が回折によって光を色ごとに分離する仕組みとし、光の利用効率を高めることで、カラーフィルター方式と比べ約2倍の高感度化を実現するという。カラーフィルターの置き換えとして設計でき、マイクロ分光素子は従来の半導体製造で使われている無機材料やプロセスで製造可能としている。

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