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Windows Live Messenger廃止は4月8日から漸次実施

» 2013年02月18日 08時19分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoft傘下のSkypeは2月15日(現地時間)、Windows Live Messenger(以下Messenger)からSkypeへの“アップグレード”を4月8日から実施すると発表した。まず英語版ユーザーから開始し、4月30日完了をめどに中国以外でのMessengerサービスの終了作業を完了させるという。つまり、4月8日から漸次Messengerを使い続けることができなくなる。

 Microsoftは昨年11月、MessengerをSkypeに統合してMessengerの提供を終了すると発表し、Microsoftアカウント(Windows Live Messenger、Hotmail、Outlook.com)宛てに「Messengerアカウントに関する重要なお知らせ」というメールを送った。

 skype Messengerアカウントに関する重要なお知らせ

 現在、PCでMessengerを起動すると、Skypeへのアップグレードを促すメッセージが表示されるが、アップグレードしなければ、まだMessengerを使い続けることも可能だ。アップグレードに同意すると、SkypeがインストールされてMessengerの連絡先がSkypeにエクスポートされ、Messengerのクライアントはアンインストールされる。Skypeのアカウントを持っている場合は、MessengerのアカウントとSkypeのアカウントを統合できる(アカウント統合に関するQ&Aはこちら)。

 Messengerの連絡先はすべてSkypeに移行されるが、カテゴリーとグループは移植されないので、新たに「リスト」を作成する必要がある。

 Skypeは、デスクトップ版のMessengerのSkypeへの移行とともに、モバイル版Skypeアプリ(iOSおよびAndroid。近くBlackBerry版もリリースする)のインストールとMicrosoftアカウントでのサインインも推奨している。

 なお、一部のメディアが1月に、Messengerの終了が3月15日に決定したと報道したが、The Vergeによると3月15日終了の連絡を受けたのはテスト対象のユーザーのみで、99%のユーザーは少なくとも4月8日までMessengerが利用できるという。

変更履歴:MicrosoftアカウントとSkypeアカウントを統合した場合、Skypeアカウントがなくなるとしていましたが、併用できることが確認できました。お詫びして修正します。[2013/2/18 10:50]



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