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GrouponのメイソンCEOが赤字急増で引責辞任

» 2013年03月01日 09時09分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 andrew アンドリュー・メイソン氏

 米Grouponは2月28日(現地時間)、同社創業者であるアンドリュー・メイソンCEOの辞任を発表した。同社は共同創業者のエリック・レフコフスキー氏とテッド・レオンシス副会長を暫定CEOに指名し、次期CEOを探し始めたとしている。

 同社が前日に発表した2012年第4四半期(10〜12月期)の業績は、売上高は6億3880万ドル、経常損失は1290万ドル(1株当たり0.12ドル)。この発表を受け、同社の株価は約24%下落した。

 メイソン氏は従業員向けのメッセージ(「どうせリークされるから一般公開する」と同氏)で、「今日解雇された。2期連続の目標未達と株価の低迷は、CEOとしての私に責任がある」と語った。

 同氏は、Grouponで最も後悔しているのは何が顧客にとって最上かを判断するのに直感に頼ってデータによる裏付けをとらなかったことだとし、従業員に「顧客を第一に考える勇気を持ってほしい」という言葉を贈った。

 Grouponは2008年11月創業の共同購入型クーポンサイト。2010年には日本にも進出したが、2011年1月に起きたおせち問題で大きく評判を落とした。

変更履歴:本文中、メイソン氏のコメントの一部の翻訳が誤っておりました。お詫びして修正します。[2013/3/12 6:00]



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