米Appleは2月28日(現地時間)、2007年に提供を開始した無料の講義コンテンツ「iTunes U」のダウンロード数が10億件を突破したと発表した。
iTunes Uは、Appleが提供する「26か国の幼稚園から大学までの教育機関」が「講座や教育コンテンツのコレクションを公開する」ためのサービス。デスクトップのiTunes Storeの専用コーナーやiOSアプリで、誰でもコンテンツを無料でダウンロードできる。
現在コンテンツを提供している大学は世界で1200以上。米スタンフォード大学、英オックスフォード大学、日本の東京大学なども講義を公開している。また、中学・高等学校も1200校以上参加している。公開されている2500以上のコンテンツの他、数千の非公開コンテンツもあるという。
教育機関はiTune Uのページに登録することで、無料でコンテンツを構築し、公開できる。
Appleは昨年1月、「教科書の再発明」として電子教科書構築アプリ「iBooks Author」、iOS用電子書籍購読アプリ「iBooks 2」とともに、iOS端末でiTunes Uのコンテンツを閲覧するためのアプリを公開した。同社は教育機関向けのMacやiPadの販売にも注力しており、これらを特別価格で販売している。
Appleは米TechCrunchに対し、世界の教育機関に累計で約800万台のiPadを販売したと伝えた。また、米AllThingsDに対し、米国の教育機関に販売したiPadの台数を450万台以上と伝えた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR