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「僕、ロボット宇宙飛行士なんだ」 ISSに滞在する人型ロボット「キロボ」の“訓練”動画公開

» 2013年03月06日 18時22分 公開
[ITmedia]

 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する人型コミュニケーションロボットを開発する「KIBO ROBOT PROJECT」で公募していたロボットの名称が、「KIROBO」(キロボ)と「MIRATA」(ミラタ)に決まった。KIROBOが無重力試験に挑む動画も公開。今夏の打ち上げに向けて準備が進んでいる。

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 電通と東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもとに進めているプロジェクト。宇宙に打ち上げるロボットと地上で活動するロボットの名前をそれぞれ募集し、1226人、2452件の応募から、宇宙に打ち上げるロボットを「KIROBO」に、地上のロボットを「MIRATA」に決定。2体あわせて「未来へとつながるようにという思いが込められている」という。

 現在は、ロボットを宇宙に打ち上げるために必要な審査・実験中で、今春に完成予定。ロボット開発者の高橋智隆さんや若田光一宇宙飛行士とともに無重力試験に挑む映像などが、YouTubeで公開されている。

 KIROBOは今夏、ISSに向けて打ち上げられた後、今冬、日本人初のISS船長となる若田飛行士と対面し、世界初の「宇宙における人とロボトとの対話実験」を実施する予定だ。

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