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世界初の“透明な紙”、王子HDと三菱化学が開発

» 2013年03月21日 19時18分 公開
[ITmedia]

 紙の原料であるパルプをナノオーダー単位(1ミリの百万分の1)まで解きほぐし、連続シート加工した“透明な紙”を王子ホールディングスと三菱化学が開発した。ガラス繊維以上の強度を持ち、植物由来のため環境負荷が少ない点が特徴だ。

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 化学処理技術、製紙技術、シート加工技術を融合し、世界に初めて開発に成功したという。「軽量で紙のように折りたためるため、必要なときに開いて使用できる大型ディスプレイや太陽電池などへの応用が期待される」としている。

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