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Microsoft、企業の省電力を支援する“スマートビルディング”ソリューションを発表

» 2013年04月16日 08時58分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 smart 1 現在のMicrosoft本社キャンパス

 米Microsoftは4月15日(現地時間)、レッドモンドの自社キャンパス向けに開発したデータ駆動型の省エネルギー支援ソリューションを発表した。現在、米国防総省や幾つかのパートナー企業がこのソリューションを採用しており、近いうちに製品としてリリースするという。

 Microsoftはこのソリューションにより、125のビルがある500エーカー(約61万坪)の本社キャンパスのエネルギーコストを数百万ドル削減したという。同社は、世界の企業や商用施設が消費する電力は総電力の40%を占めるとみられており、このソリューションの可能性は大きいとしている。

 このソリューションは、同社のファシリティ&エネルギー担当ディレクター、ダレル・スミス氏が率いるチームが数年前に立ち上げたプロジェクト「88エーカー(当時の本社キャンパスの広さ)」の成果物。スミス氏らは、キャンパス中に3万以上のビル管理センサーを設置し、電力消費関連の様々なデータを収集して分析したという。

 smart 2 本社キャンパス中に設置されたセンサー

 こうして構築した“スマートビルディング”ソフトは、Windows Azure、SQL Server、Microsoft Officeなどの既存のMicrosoft製品で利用できる。

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