MM総研が5月9日公表した2012年度(12年4月〜13年3月)の国内携帯電話の出荷台数調査結果によると、メーカー別シェアでAppleが25.5%となり、通期で初の1位になった。国内で2事業者がiPhone販売にしのぎを削る上、NTTドコモからの乗り換えも後押ししたようだ。
総出荷台数は前年度比2.2%減の4181万台。うちスマートフォン出荷台数は前年度比23%増の2972万台で、全体の71.1%を占めた。
Appleは前年度比47%増の1066万台を出荷。2位は富士通(14.4%)、3位はシャープ(14%)だった。スマートフォンに限ったメーカー別シェアでも1位はAppleで35.9%。2位は富士通と同じだが、3位はソニーモバイルだった。
OS別に見るとAndroidがシェア63.9%とiOSの35.9%を上回ったが、前年度比では5.1ポイントの減少となった。
MM総研は、Appleの躍進について、2012年度より通期でソフトバンクモバイルとKDDIの2キャリア体制となったこと、iPhone 5が両キャリアの販売施策の後押しを受け、既存iPhoneユーザーの買い替えやドコモユーザーの獲得に成功したこと──の2点を要因として分析している。
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