7月4日のGoogleロゴは雪の結晶に。中谷宇吉郎(1900〜62)の生誕113周年を記念したもので、中谷の研究に大きな役割を果たしたウサギも登場している。
寺田寅彦の弟子だった中谷は北海道大学で雪の結晶を研究し、1936年には人工雪の製作に世界で初めて成功した。
人工雪を製作した装置では、上からつるしたウサギの毛に結晶が形成された。条件を変えると結晶の形が変わることを確かめ、温度・水蒸気量の変化と結晶の形との関係を「中谷ダイヤグラム」にまとめた。
優れた科学随筆家としても知られた中谷の有名な言葉が「雪は天から送られた手紙である」。雪の結晶を見れば空の状態が分かるということを美しく表現している。
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