「Google Glass」のホットワードの候補には「ピューピューピュー」というのもあった──。米Googleが開発中のウェアラブル端末Google Glassに命令を出す際の呼び掛けの言葉(=ホットワード)が「OK Glass」に決まった裏話を、米GoogleでGlassプロジェクトの製品マーケティングマネジャーを務めるアマンダ・ローゼンバーグ氏がGoogle+で披露した。
話は2012年4月にさかのぼる。2008年にGoogleに入社し、当時はGoogle+の製品マーケティングマネジャーを務めていたローゼンバーグ氏は、ある日、Project Glassの製品マネジャー、マット・バレズ氏から夕食に招待された。Project Glassにかかわりたいと思っていたローゼンバーグ氏はチャンス到来と招待を受けた。バレズ夫妻と夕食をともにした後、バレズ氏から何かいいホットワードの案はないかと尋ねられ、すぐに「OK Glass」が浮かんだが、2日間考えた後、他にいい案を思いつかなかったため、以下のメールをバレズ氏に送ったという。「OKは地球上で最も頻繁に使われている肯定的な言葉」だと説明している。
1週間後、「OK Glass」はホットワードに採用され、ローゼンバーグ氏もめでたくマーケティングマネジャーの座を獲得した。
ローゼンバーグ氏は、それまでにGlass Projectのチーム内で出ていたホットワードの候補の幾つかを紹介している。
人前で「ピューピューピュー」と言うことになっていたかもしれない。
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