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Google Glassへの呼び掛けが「OK Glass」に決まるまで

» 2013年07月17日 13時30分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 amanda アマンダ・ローゼンバーグ氏

 「Google Glass」のホットワードの候補には「ピューピューピュー」というのもあった──。米Googleが開発中のウェアラブル端末Google Glassに命令を出す際の呼び掛けの言葉(=ホットワード)が「OK Glass」に決まった裏話を、米GoogleでGlassプロジェクトの製品マーケティングマネジャーを務めるアマンダ・ローゼンバーグ氏がGoogle+で披露した。

 話は2012年4月にさかのぼる。2008年にGoogleに入社し、当時はGoogle+の製品マーケティングマネジャーを務めていたローゼンバーグ氏は、ある日、Project Glassの製品マネジャー、マット・バレズ氏から夕食に招待された。Project Glassにかかわりたいと思っていたローゼンバーグ氏はチャンス到来と招待を受けた。バレズ夫妻と夕食をともにした後、バレズ氏から何かいいホットワードの案はないかと尋ねられ、すぐに「OK Glass」が浮かんだが、2日間考えた後、他にいい案を思いつかなかったため、以下のメールをバレズ氏に送ったという。「OKは地球上で最も頻繁に使われている肯定的な言葉」だと説明している。

 amanda 「OK Glass」提案のメール。衆人環視の中で発声することも考慮したという説明になっている

 1週間後、「OK Glass」はホットワードに採用され、ローゼンバーグ氏もめでたくマーケティングマネジャーの座を獲得した。

 ローゼンバーグ氏は、それまでにGlass Projectのチーム内で出ていたホットワードの候補の幾つかを紹介している。

  • Listen up Glass
  • Hear me now
  • Let me use Glass to
  • Go Go Glass
  • Clap on
  • Device, please
  • 3, 2, 1...
  • Glassicus(locus classicusのもじり)
  • Glass alive
  • Pew pew pew

 人前で「ピューピューピュー」と言うことになっていたかもしれない。

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