モバイル製品の分解マニュアルを掲載している米WebサイトiFixitが7月26日(現地時間)、米Googleが24日に発表したオリジナルブランドタブレット「Nexus 7(2013)」を解体した。多数の写真入り分解マニュアルはこちら。
同社は「Nexus 7(2012)」も解剖している。ガジェットの修理ショップであるiFixitの評価基準である“修理しやすさ”は、先代と同じ10点満点の7点だった。ディスプレイのガラスにLCDが接着されている点と、バッテリーも接着されている点で減点された。
マザーボード上のチップのメーカーが先代と大きく変わった。CPUがNVIDIAからQualcommに変更されたことはGoogleが発表しているが、RAM、メモリ、Wi-Fiモジュールなども変わっている(表組み参照のこと)。2GバイトになったRAMは、エルピーダメモリの512MバイトのSDRAMが4枚、マザーボードの両面に設置されている。
Nexus 7(2012) | Nexus 7(2013) | |
---|---|---|
CPU | NVIDIA T30L Tegra 3 | Qualcomm Snapdragon S4 Pro |
RAM | Hynix HTC2G83CFR DDR3 | エルピーダメモリ J4216EFBG DDR3L SDRAM(×4) |
メモリ | Kingston KE44B-26BN/8GB | SK Hynix H26M51003EQR 16GB eMMC |
Wi-Fi | AzureWave AW-NH665 | Qualcomm Atheros WCN3660 |
Nexus 7(2013)と前モデルとの主な違いは、画面解像度の向上、RAMの増加、背面カメラの追加、スピーカーのステレオ化、軽量化、Qi規格による無線充電対応など。サイズは横幅が狭くなり、縦長になった。背面のテクスチャ(こまかいドット)がなくなり、イヤフォンジャックの位置が下部から上部になった。
新Nexus 7は米国のGoogle Playで予定(7月30日)よりも早く、26日から発売されている。価格は16Gバイトモデルが229ドル、32Gバイトモデルが269ドル。
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