米Googleは7月24日(現地時間)、“Breakfast with Sundar Pichai”と題したプレス向けイベントで7型Androidタブレット“Nexus 7”の新型「Nexus 7 2013」を発表した。
価格は16Gバイトモデルが229USドル(日本円換算 約2万2980円 2013年7月25日現在)、32Gバイトモデルが269USドル(同 約2万6994円)、32Gバイト+LTE内蔵モデルが349USドル(同 約3万5022円)。Wi-Fiモデルの米国発売は2013年7月30日、日本(含む数カ国)、およびLTE内蔵モデルも“数週間以内”の発売を予定する。
Nexus 7は、同社が展開するGoogleサービスを快適に利用できるスペックを備えたタブレットとして、またAndroid OSの最新バージョンをいち早く搭載するリファレンスの意味合いを持つGoogleブランドの機器。Nexus 7 2013も製造は台湾ASUSTeK Computer(ASUS)が担う。
新型Nexus 7は、OSに最新のAndroid 4.3を採用。マルチユーザー対応(ユーザーアカウントの切り替え)、Bluetooth Smart、OpenGL ES 3.0、DRM API、より容易な文字入力環境、バックグラウンドでのWi-Fiロケーション、より多くの言語に対応などのアップデートを施している。ディスプレイは7型ワイドIPSで解像度は1920×1200ドット。前モデルの1280×800ドット/216ppiと比べ、323ppiと非常に高精細になった。
プロセッサは1.5GHz動作/クアッドコアのSnapdragon S4 Pro(APQ8064)を採用し、前モデル比でCPUは1.8倍、GPUは4倍のパフォーマンスを実現する。ほか、メインメモリは2Gバイト、ストレージは16Gバイトないし32Gバイト、120万画素インカメラ/500万画素アウトカメラ、IEEE802.11a/b/g/n準拠のデュアルバンド無線LAN、Bluetooth 4.0(LE対応)、NFC(Android Beam)、Fraunhofer監修のバーチャルサラウンド技術を用いたステレオスピーカー、ワイヤレス充電(Qi)、GPS・ジャイロ・加速度・コンパス・光センサー、Micro USBなどを搭載。Wi-Fiモデルに加え、(当面は)海外向けのみLTE内蔵モデルも用意する。対応周波数帯域は以下の通り。
LTEモデル | 北米市場向け | ヨーロッパ市場向け |
---|---|---|
LTE | 700M / 750M / 850M / 1700M / 1900M / 2100MHz帯(Band 1/2/4/5/13/17) | 800M / 850M / 1700M / 1800M / 1900M / 2100M / 2600Hz帯(Band 1/2/3/4/5/7/20) |
3G | 850M/900M/1900M/2100MHz/AWS帯(Band 1/2/4/5/8/10) | |
GSM(2G) | 850M/900M/1800M/1900MHz帯 | |
バッテリー動作時間はWeb再生時で約10時間、HD動画再生時で約9時間。バッテリー容量は3.7ボルト/3950mAh。本体サイズは前モデル比1.8ミリ薄く、2.75ミリ細く、かつ狭額縁となった。本体サイズは114(幅)×200(高さ)×8.65(厚さ)ミリ、重量はWi-Fiモデルが約290グラム、LTEモデルが約299グラムとなる。
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