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「初音ミクV3」9月26日発売 5つの音声ライブラリ搭載

» 2013年08月09日 19時18分 公開
[ITmedia]
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 クリプトン・フューチャー・メディアは8月9日、VOCALOIDソフト「初音ミクV3」を9月26日に発売すると発表した。英語版「初音ミクV3 ENGLISH」は8月31日から世界に向けてダウンロード販売する。

 最新のVOCALOID3エンジンを採用し、[ORIGINAL]、[SWEET]、[DARK]、[SOFT]、[SOLID]の 計5種類の歌声ライブラリを収録。従来版との互換性を重視し、「愛着のある初音ミクの要素を失うことなく、これまで作られた楽曲にもすぐに対応可能となるよう開発を進めた」という。またVOCALOID3で採用されたTriphone(トライフォン)の音素を多く含めることでよりスムーズな繋がりを実現し、これまで以上にボーカルパートを作りやすいように改善しているという。CVは従来通り藤田咲さん。

画像 パッケージ。左が初音ミクV3、右が英語版

 VSTiプラグイン形式としてMac OSに対応。今後Audio Unitsにも対応する予定。VSTiプラグイン対応のボーカルエディタ「Piapro Studio」や、DAW「Studio One Artist Piapro Edition」などが同梱され、ボーカルパートから伴奏まで制作できるオールインワンパッケージになっている。

 価格はオープン。同社Web販売価格は1万6800円。従来版の登録ユーザーには優待販売を行う。

 英語版はダウンロード販売で149ドル。初音ミクV3と英語版を同梱した「初音ミクV3 バンドル」も9月26日に発売。オープン価格で、直販価格は2万1000円。

 8月9日、都内で会見した同社の伊藤博之社長は、「クリエイターの活動の象徴としてミクは進化していくべき。初音ミクをなるべくたくさんの人に使ってもらえるよう努力していく。英語版は、日本のクリエイターの世界的へのパスポートになり得る。世界に先駆けて日本から文化を作っていくきかっけにしたい」などと話した。

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