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紙と電子同時発売「角川EPUB選書」創刊 第1弾にドワンゴ川上会長初の著書など

» 2013年08月20日 15時06分 公開
[ITmedia]

 KADOKAWAと中経出版、メディアファクトリーなど角川グループ8社は、合同で選書レーベル「角川EPUB選書」を10月に創刊する。紙と電子を同時に発売し、ソーシャル時代の新たな出版形態を模索する。

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 角川EPUB選書は、ソーシャル時代を迎えネット上に情報が溢れる中で、「最新の情報」を読みやすい「知識」として価値を高める試み。時代をリードする各界の専門家による「これからの時代の行方と新しいビジョンを具体的に予見する内容」を目指すという。角川グループ各社合同で発行するレーベルは2009年3月の「角川つばさ文庫」に次いで2つ目になる。

 第1弾として、ドワンゴの川上量生会長による「ルールを変える思考法」や、KADOKAWAの角川歴彦会長の「グーグル、アップルに負けない著作権法」など4点を10月10日に発売する。以降隔月に2点ずつ刊行し、いずれも紙と電子両方を同時に発売する。今後の執筆陣には、MITメディアラボ所長の伊藤穰一さんやジャーナリストの津田大介さんなどが予定されている。

 角川グループは10月1日付けで、KADOKAWAが連結子会社9社を吸収合併するグループ再編を実施。新レーベルは「吸収合併後の新しいKADOKAWAを象徴する初めての新規事業」になるとしている。

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