一部の業界観測筋は、Samsungの最新の端末にはフレキシブルな曲面ディスプレイが採用されると予想していたが、GALAXY GearとToqのディスプレイはいずれもそうしたものではない。
GALAXY GearのOLEDタッチスクリーンはハイエンドスマートフォンと比べると解像度は半分程度であり、GALAXY S4の背面カメラが1300万画素なのに対し、Gearのバンドに埋め込まれたカメラはわずか190万画素だ。
「人々はフレキシブルディスプレイを待ち望んでいる。スマートフォン市場が成熟する中で、各社は市場に新たなチャンスをもたらしてくれる新技術への飛躍を模索している」とIHS Electronics and Mediaのディスプレイ調査戦略担当ディレクター、スウェタ・ダッシュ氏は指摘する。
「ただし、この技術はコストが高すぎるため、まだ大量市場向けではない」と同氏は続ける。
CCS Insightのアナリスト、ベン・ウッド氏は、Samsungのスマートフォンは大変革をもたらす製品にはならないと予想する。
「この新たなカテゴリへの注目度を高めるという点では、Samsungは大きな役割を果たすだろう。だが、大規模な変化を引き起こすとは思えない」と同氏は語る。
「この分野はAppleが本格的に参入して初めて動き出すのではないだろうか。Appleなら、ファッショナブルなアイテムを開発するであろうからだ。何しろ、腕時計はファッションアイテムだ。その点は重要だ」とさらに同氏は続けている。
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