京都大学大学院と電気通信大学大学院、神戸デジタルラボは、移動履歴やオンライン上の活動データを活用し、物ごとへのユーザーの関心を“先読み”して情報を配信するアプリを「CEATEC 2013」(10月1日から、幕張メッセ)に出展する。
「関係性メトリックに基づく新世代ネットワークアプリケーション」の共同研究の一環。人と物や場所などとの潜在的なつながり、関心度の違いなどからなる「距離感」を「関係性メトリック」と定義し、移動履歴や地理的関係などの物理情報と、ネット上の閲覧履歴やSNS上のつながりなどのオンライン情報からモデル化し、人や物、場所の関係性を定量化。ユーザー自身も意識していない潜在的なつながりから、ユーザーの興味関心を予測し、物や場所に応じたコンテンツ配信など、新サービスなどにつなげる狙いだ。
従来の統計的分析や自然言語処理とは「全く異なる概念」で、リアル/ネット上の大量のライフログデータからモノの「未来価値」を予測できるようにする。CEATECでは、関係性メトリックを利用した情報配信アプリケーションと、モデル化された関係性を可視化するアプリケーションを展示する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR