米Walt Disney Companyの研究開発部門であるDisney Researchは10月7日(現地時間)、映像の触感を再現するタッチスクリーンのアルゴリズムを開発したと発表した。
同社が公式YouTubeで公開した動画(記事末に転載した)によると、例えばスクリーンに映っている航空画像を指でなぞると、高低差などの地形が分かるという。
皮膚上の触覚受容体への刺激が電気信号となって脳に送られることで触感を認識するという脳のシステムを応用し、タッチスクリーン上に電圧をかけることでこれを再現している。
これまでも触感フィードバックの技術は開発されてきたが、動的なビジュアルコンテンツに対応するアルゴリズムを開発することで、スマートフォンやタブレットに新たなユーザー体験を追加する可能性が出てきたとしている。このアルゴリズムでは、2Dの動画からほぼリアルタイムで触感フィードバックを生成できるという。
例えば前出の地形の分かる地図の他、オンラインショップで商品の形が確認できたり、目の不自由な人のためのサービスなどが考えられるだろう。
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