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新iWorkとiLifeはGarageBandも含めて新規購入MacとiOS端末ですべて無料

» 2013年10月23日 07時38分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleは10月22日(現地時間)、プロダクティビティスイート「iWork」(「Pages」「Numbers」「Keynote」)とクリエイティビティスイート「iLife」(「iPhoto」「iMovie」「GarageBand」)のOS X MavericksおよびiOS 7版をアップデートしたと発表した。

 両スイートはこれまで有料だったが、同日無料で公開された最新OSのOS X Mavericksおよび9月に公開されたiOS 7では無料になる。

 Mac版スイートは、新たに購入するMacにはプリインストールされる。スイートの既存ユーザーは、OSをMavericksにアップデートすればMac App Storeで無料でアップデートできるが、新規に購入する場合は従来通り、iWorkの各アプリは2000円、iLifeの各アプリは1500円だ

 iOS版は、既報の通り2013年9月1日以降にアクティベートされたiOS 7搭載端末では、App Storeから無料でダウンロードできる。9月の段階ではGarageBandは無料とされていなかったが、GarageBandも無料だ。既存ユーザーは無料でアップデートできるが、上記の条件を満たさない端末では、従来通り有料(iWorkのアプリが各850円、iLifeのアプリが各450円)だ。

 iWorkは、iCloud版も含めてiOS 7と同様のフラットデザインになり、Google Docsのようにデバイス間でシームレスに同期でき、iCloud上での共同編集が可能になった。Mac版は64ビットに対応した。

 iwork iCloud版のアイコンもiOS 7風になった

 Appleによると、数百の新機能が追加されたという。例えば、ワープロのPagesではユーザーインタフェースが大きく変わり、右側にフォーマットパネルが表示されるようになった。表計算のNumbersにはインタラクティブチャートが追加され、プレゼンのKeynoteにはオブジェクトベースのアニメーションが追加された。

 iwork 2 新しいPagesのユーザーインタフェース

 iLifeも64ビットに対応し、こちらもiOS 7のフラットデザインが採用されている。iPhotoでは、これまでMac版にしかなかったPhoto bookがiPadでも利用できるようになった。iMovieには作成した動画やiTunesのトレーラーをまとめてiCloud上で共有する新機能「iMovie Theater」が追加された。MacとiOS端末だけでなく、Apple TVでも再生できる。GarageBandは64ビットマシンでは最高で32のトラックを操作できるようになった。サウンドライブラリも新しくなり、さまざまなスタイルのビートを自動生成するドラムツール「Drummer」が追加された。なお、GarageBandではアプリ内から楽器とサウンドを4.99ドルで追加できる。

 ilife GarageBand

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