MM総研は10月31日、2013年度上期(4〜9月)の国内携帯電話端末の出荷台数調査結果を発表した。メーカー別出荷台数シェアでソニーモバイルコミュニケーションズが初の2位になった。
フィーチャーフォンとスマートフォンを合わせた総出荷台数は前年同期比19.7%減の1645万台。スマートフォンは73.9%を占めた。総出荷台数は2000年度以降の調査では08年度下期に続き過去2番目に少ない水準。MM総研は(1)キャリアによる端末絞り込み戦略の影響、(2)下期の商戦期を視野に入れた在庫調整――の2点が要因と分析している。
メーカー別出荷台数シェアは、Apple(27.2%)が4半期連続で1位となり、出荷台数は447万台。2位は“ツートップ”の「Xperia A」などが好調だったソニーモバイルコミュニケーションズで、シェアは前年同期から6.9ポイント増の16.8%、出荷台数は36%増の276万台に拡大した。同社が2位以上にランクインするのは初めて。
3位はシャープ(13.1%)、4位は京セラ(10.3%)、5位は韓国Samsung electronics(9.1%)だった。
下期はiPhone 5s/5cの登場、Androidスマートフォンのラインナップ拡充などを受け、キャリアによる販売施策の強化から市場全体が活性化すると予想。通期の総出荷台数は3960万台(前年度比5.3%減)、スマートフォン比率は75.5%になると予測している。
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