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ヤマハ、誰でも簡単に「ボカロP」になれるアプリ「VOCALOID first」 作曲経験ゼロでもOK

» 2013年11月08日 15時21分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは、短いメロディー素材をつなぎあわせて歌詞を入力するとVOCALOID曲を制作できるiOS向けアプリ「VOCALOID first」をリリースした。楽曲テーマを選び、使いたいメロディーや歌詞をタップしていくだけで、音楽制作未経験でも曲を作ることができる。

photo 楽曲制作イメージ

 音楽制作の経験がなくてもボカロ曲が制作できるアプリ。テーマごとに収録された数小節の短いメロディー素材をブロック状に並べ、歌詞を入力することで曲が完成する。選んだメロディにあった歌詞の候補が自動提案され、アイデアを得ながら自作の歌詞を入れ込める。音の高さを変更するなどの微調整で、よりオリジナリティの高い曲を制作できるという。

 完成した楽曲はオーディオファイル(m4a形式)としてメールで送信できる。歌声には、リアルな滑舌と力強く伸びのあるロングトーンに定評がある日本語女声の歌声ライブラリ「VY1」を採用する。

 メロディー素材と歌詞候補ワード、背景素材やサムネイルが含まれた楽曲テーマは現在全6種類。ハッピーバースデーソングに乗せた楽曲を作れる初心者向けの「はじめてのボカロうた」、ポップな曲調の「純心ガール☆ポップチューン」、インターネット用語を使った歌詞がサジェストされる「chねら〜@川柳 ボカロ味」の3つを無料で利用できる。

 追加の有料オプション(200円)として、ゲームのようなピコピコサウンドが豊富な「8 Bit Game Revolution」、格好をつけたがどことなく恥ずかしい曲調と歌詞の「厨二病☆ベビーロッカー」、サラリーマンの思いを込めた歌詞をそろえた「サラリーマン侍 テクノ川柳」の3つも用意する。テーマは今後も追加予定。

 開発プロデューサーにはゲームクリエイターの水口哲也さんを迎え、「クリエイティブな世界へのいざない」をコンセプトとした世界観の表現と、心地よい操作性を追求したという。

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