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世界初、iPhoneに“直接押せる”スタンプデバイス「SMARK」

» 2013年12月16日 19時43分 公開
[ITmedia]

 デジタルマーケティングなどを手がけるシアーズ(東京都港区)は12月16日、iOSデバイスに“スタンプ”を押せるという「SMARK」(スマーク)を開発したと発表した。対応アプリをインストールしたiPhoneに専用のペン型デバイスをタッチすると、アプリに“押印”できる仕組みだ。

 ペンは来年1月15日発売。オープン価格で、実売予想価格は1万円前後。スマートフォンに直接スタンプを押せるデバイスは世界初で、特許出願中という。

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 ペン型デバイスには、「もぎりボタン」「取り消しボタン」「押印ボタン」の3つのボタンを装備。ボタンごとに異なる信号を、Bluetooth経由でスマートフォンやタブレットに発信する。アプリケーション側は、受信した信号に登録された処理を実行し、オンライン時にサーバに送信する。

 例えばスタンプカードアプリなら、「押印ボタン」の信号を受信すればアプリに押印し、「もぎりボタン」なら景品交換時のもぎりを行い、「取り消しボタン」なら押印を取り消す――といったイメージ。押印した日時や処理の履歴はサーバに記録される。

 履歴がすべて記録されるため、押印担当者による不正押印などもチェックでき、高セキュリティな運用が可能としている。O2O(オンラインtoオフライン)施策を行う際も、QRコードでの認証と異なり画像コピーによる不正が防げ、購買数に応じた押印など柔軟なオペレーションが可能になるという。

 3つのスイッチと連動する処理も自由に設定でき、スタンプカードのほかチェックイン認証、決済印認証、入退室管理、電子チケットのもぎりなどに応用できるとしている。既存のシステムに組み込むことも可能。アプリ開発のためのライブラリ提供も予定している。

 iPhone 4S以降、iOS 5、iOS 6に対応する。ペンのサイズは16.9(幅)×122.4(高さ)×19.0(厚さ)ミリ、重さは約28グラム。電源は単四形乾電池×1本。ペン用のクレードルが付属する。

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