DeNAが教育分野に参入 児童向け月額課金学習アプリ「アプリゼミ」、まずは新小1から
ディー・エヌ・エー(DeNA)は12月16日、幼児・小学生向けの学習アプリ「アプリゼミ」(iOS版のみ、Andoroid版は近日公開)をリリースした。今春入学する新1年生対象の「小学校入学準備号」(無料)に続き、4月からは月額980円の「小学1年生講座」をスタート。対象学年は順次拡大し、最終的には高校生までカバーする予定だ。
教育とエンターテインメントを融合した「エデュテインメント」をコンセプトに、子どもが楽しみながら自発的に取り組める教材をスマートフォンやタブレット向けのアプリとして配信する。ソーシャルゲーム開発・運営で磨いてきたビッグデータの蓄積・分析力を生かし、各ユーザーのつまづくポイントに合わせて最適な難易度に調整することで、より効果的な学習を可能にするという。アプリ形式とすることで専用端末が不要になり、デバイスを共有すれば保護者が進み具合を確認するのも簡単だとしている。
教材の企画・監修は教育番組を多く手がけるNHKエデュケーショナルが担当。音楽や動画を利用した教育コンテンツの制作ノウハウや専門家とのネットワークを利用し、単に練習問題を繰り返すドリルとは一線を画した「スマートデバイス時代に最適な教育スタイル」の提供を目指すとしている。
3月まで無料配信する「入学準備号」は「ひらがな」「かず」の2分野をカバーし、「なぞりがき」「なぞなぞ」など計11種類のゲームそれぞれに3つのレベルをそろえる。すごろくのように次のステージに進みながら、最後までやりきるには最低でも500問以上に取り組む必要があるボリュームだ。
文字に頼らず、音声の指示を聞いてタップするタイプのコンテンツが多いのが特徴で、ゲームをクリアするように学ぶことができる。全問正解でなくても次に進めるが、星印を表示してもう1度取り組むよう促すなど、やる気を喪失させずに繰り返し取り組めるよう工夫されているという。
4月に開始する「小学1年生講座」は6月末までは無料で、7月以降は国語、算数、英語の3科目セットで月額980円(公式サイトからの価格。App Store/Google Playからの購入は月額1000円)。教材は専門家と共に独自開発し、算数は利用している教科書を登録すると授業で扱う順番に合わせて配信される。朝夕のすきま時間に取り組めるよう、1日10分程度、1カ月あたり20日分のボリュームを想定する。
自身の子どもも4月に小学校入学を控えているという守安功社長は「ゲーム分野のように爆発的に成長することは考えていない。対象学年の拡大も焦らずに、まずは来年入学する児童に絞った。納得して継続してもらえる教材の作りこみに力を入れていく。将来的には大手通信教育と比較して選んでもらえるようになれば」と、事業として中長期的に取り組んでいく構えだ。
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