アプリ不足に業を煮やした米Microsoftは、WindowsとWindows PhoneでAndroidアプリを動かせるようにすることを真面目に検討している──と、米メディアThe VergeがMicrosoftの計画に詳しい関係者の話として報じている。
Windows 8/Windows Phoneはアプリ開発者の関心をとらえられず、アプリ数はAndroid/iOSに大きく水をあけられている状況。一部からは「サトヤ・ナデラ新CEOはWindows Phoneを廃止してAndroidをフォークした新OSを使うべきだ」という指摘も上がっているほどだ。
The Vergeによると、Microsoftの検討はまだ早期の段階であり、AndroidアプリがWindows/Windows Phoneで使える、という単純なものだが、一方でこれがプラットフォームビジネスの死につながる可能性もあるため、Microsoftは慎重にならざるをえないだろうとしている。
Windows上でどのようにAndroidアプリを動かすのかは定かではないが、The Vergeは米IntelがDual OSコンセプトのPCを推進していることや、最近米AMDとの共同開発ソリューションを発表した米Bluestacksを挙げている。
BluestacksはWindows/Mac OS X上でAndroidアプリを動かせるようにするソフトで、AMDは同社のAPUをBluestacksに最適化し、WindowsベースのタブレットなどでAndroidを利用できるようにするソリューションを推進する考えだ。The VergeはIntelの計画に近い筋の話として、IntelがMicrosoftに対しWindows StoreでAndroidアプリを供給するよう働きかけてきたことを示唆しているという。
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