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IE 11も4月8日にアップデート──企業のレガシーアプリをサポート

» 2014年04月03日 13時57分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは4月2日(現地時間)、開発者向け年次会議「Build 2014」で、Windows 8.1およびWindows 7版の「Internet Explorer(IE)11」をアップデートすると発表した。一般向けのアップデートは4月8日にWindows Update経由で実施される。

 このアップデートに合わせ、Windows Phone 8.1版IE 11もリリースする。これは同日発表の「universal Windows apps」のアプリで、PC版と同じユーザー体験を提供するという。米GoogleのChromeブラウザと同様に、PC、タブレット、スマートフォンで同じアカウントでログインしていれば、1つの端末で開いた状態が別の端末でそのまま利用できる。

 Windows 8.1版では、インストールしたIEが端末のディスプレイサイズやタッチ対応かどうかを判断し、メニューの表示方法やフォントサイズなどをその端末に最適化した状態で起動する。

 ie 11 a
 ie 11 b

 企業ユーザーにとっての主要な新機能として、Windows 7版、Windows 8.1版の両方に、IE 8向けに開発したWebアプリを稼働するための「Enterprise Mode」が追加される。これにより、社内などで開発したレガシーなWebアプリのためにIEをアップデートできないでいた企業も最新のIEにアップデートできるとしている。企業は特定のWebサイトだけでEnterprise Modeを使うよう設定できるので、レガシーアプリを使うとき以外は最新の環境を使えるという。社内のWebブラウザをIE 11にアップデートできれば、Office 365やSurface Pro 2なども利用できることになる。

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