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任天堂、NFC搭載フィギュアを発売 3DS向けリーダー/ライターも開発

» 2014年05月08日 18時08分 公開
[ITmedia]

 任天堂は5月8日、ゲームと連動するNFC対応フィギュア「NFP」(開発コードネーム)を今年の年末商戦から展開する計画を明らかにした。ゲームソフトとNFC経由でデータをやりとりすることでキャラクターを育成するといったことが楽しめるという。NFC対応ゲーム機は現在Wii Uのみだが、ニンテンドー3DS向けNFCリーダー/ライターを来年前半に発売する計画だ。

photophoto NFPのイメージ=決算説明会資料より

 岩田聡社長が8日、決算説明会で明らかにした

 NFP(Nintendo Figure Platform)は、「マリオ」など同社が持つキャラクターIP(知的財産)の活用事業の第1弾。任天堂プラットフォームで展開する複数のソフトとの連係を前提に設計されており、1つのフィギュアが今後発売される複数の対応ソフトと連動。対応ソフトは順次増えていくという。

 ゲーム固有のデータを読み書きすることで、自分のNFPをカスタマイズして育成するといったことが可能になるという。ソフト売り場にフィギュアが展示されることでキャラクターやソフトとの接触拡大も期待する。詳細は6月のE3(米ロサンゼルス)で明らかにする。

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 またNFC機能によるSuica決済を今夏のWii U本体更新から対応させる予定。「家庭内ゲーム機として初めて、交通系電子マネーを活用した決済手段を持つ、インターネットに接続されたデバイスになる」としている。

 現時点ではWii UのGamePadがNFCに対応しているが、来年前半の発売を目指し手3DS向けリーダー/ライターの開発を進めている。リーダー/ライターは単体で動作し、3DS本体とは赤外線で通信する仕組み。NFPもリーダー/ライター経由で3DSに対応する。

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