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13年度の国内タブレット市場、AndroidがiOSを逆転 Windows成長 MM総研

» 2014年05月21日 16時13分 公開
[ITmedia]

 MM総研が5月21日に発表した2013年度(13年4月〜14年3月)の国内タブレット端末出荷台数は、前年度比30.5%増の748万台だった。10年度にタブレットが登場して以来の倍増ペースが続いていたが、ここに来て落ち着いた。

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 OS別シェアではAndroid(45.7%)がiOS(43.8%)を抜き、初めて1位に。3位のWindows(10.5%)は、通期出荷台数で初めて2けたシェアを獲得した。

 メーカー別シェアは4年連続でAppleが1位(43.8%)。2位はGoogleと共同開発した「Nexus 7」や自社ブランド端末を展開するASUS(17.4%)、3位は富士通(6.7%)、4位はソニー(5.8%)、5位はAmazon(4.9%)だった。

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 回線別ではWi-Fiタブレットが67.0%、セルラータブレットが33.0%と、Wi-Fiモデルの比率が上昇傾向に。画面サイズ別では9インチ未満が61.8%、9インチ以上が38.2%となっている。

 14年度のタブレット市場はNTTドコモがiPadの取り扱いを開始するかどうかがポイントとみており、ドコモが参入すればiOSの巻き返しの可能性が高まるとしている。Windowsタブレットは、マイナス成長が続くPCとのトレードオフとして成長が期待できるとしている。

 総出荷台数の増加ペースは落ちていくとみており、14年度の出荷台数は前年度比23.0%増の920万台、15年度は12.0%増の1030万台、16年度は9.7%増の1130万台となる見通しだ。

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