遠隔操作ウイルス事件で、6月1日未明に送信された「真犯人」からのメールについて、片山祐輔被告は関与を否定しているという。弁護人の佐藤博史弁護士も、何者かが真犯人を装った「いたずら」との見方を示した。
メールは6月1日午前0時過ぎに報道機関などに送信され、片山被告に対し指示を送ってメールを送信させた、などと述べていた。
事件では、威力業務妨害などの罪に問われた片山祐輔被告が先月、保釈中に真犯人を装ったメールを送信したスマートフォンを河川敷に埋める様子が捜査関係者に見つかるなどしたため、一転して起訴内容を全て認めている。
各社の報道によると、佐藤弁護士は2日、片山被告と接見した際、片山被告がメールについて関与を否定したことを明らかにした。タイマー送信や送信依頼なども否定したという。佐藤弁護士は一連の犯行は片山被告による単独犯だとし、今回のメールは何者かのいたずらによるものとの見方を示している。
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