詳報・遠隔操作事件・佐藤弁護士会見その1
「先生すみません。自分が犯人でした」 カギになった「onigoroshijuzo2」(1/2 ページ)
4人の誤認逮捕につながった遠隔操作ウイルス事件で、起訴されていた片山祐輔被告(32)が自分が犯人であることを認めた。片山被告が告白した佐藤博史弁護士が5月20日記者会見し、連絡が取れなくなっていた片山被告の行動や、きっかけになった真犯人からのメール、これまで謎だった点の真相などについて、本人から聞いた話について語った。
「先生すみません。自分が犯人でした」
昨日(19日)の記者会見が終わった後ずっと連絡とっていたが、メール含めて連絡はなかった。だが昨日、帰宅途中のタクシー内で片山さんから電話があり、出たところ、「先生すみません。自分が犯人でした」と言った。
片山さんは19日午前12時過ぎ、東京地検から保釈取り消し請求が出ていると聞いて弁護士事務所に向かったが、ネットで「荒川の河川敷にスマホを埋めていた」と報じられ、これが事実だと分かってしまったらだめだと考え、事務所に向かうのやめて、自転車に乗り、死ぬことを考えて、どこかの公園で自殺をはかったが死にきれなかったという。
電車で高尾山に向かって山中を放浪し自分のベルトで首をつろうとしたが切れるなどして死にきれなかった。山を下りて、私に電話をかけた時には電車の音がしてたので線路の近くだったのが分かった。ホームの下の退避壕のようなところにいたが、飛び込めなかった。佐藤さんにお詫びをしようと電話をかけたという。
私が出た時は死ぬと言っていたので、そういうことはやめてちゃんと出てくるべきではないか、と言った。会話の合間に電車が通過していた。東京に戻ってこいといい、彼が電車に乗り、まわりに人はいなかったそうだが、通話を続けた。新宿に近づいたので彼が切り、じゃあまた明日と。「でももう会えないかもしれない」というようなことを言っていた。
携帯の電源が切れた状態が続いたが、今朝になって6時15分ごろに電話があり、生きてることが分かった。ある新宿のホテルに泊まったと、先生に会いたいというので迎えにいった。最終的に彼の顔を見たのは午前7時をまわっていた。事務所に行き、改めて話を聞いた。今後は保釈が取り消されて収監されるだろう、あらいざらい話すべきではないかということを言い、彼も了承した。
9時15分ごろ、地検公判部の担当に電話をかけ、片山さんが犯人であると認めた、間違いなくそうだと考えられるので、保釈取り消しは進めていただき、身柄拘束してもらうしかないと、今は事務所にいると伝えた。9時半に連絡があり、9時45分ごろ、裁判所からの保釈取り消し決定があった。実際に検察官がきたのは10時半ごろ。検察官は死ぬというようなことは考えるなという話をして、彼も安心したようだった。私はエレベータホールで握手して別れた次第だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
2
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
3
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
-
4
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
5
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
6
iPhone 18シリーズ発表、今年はPro・Pro Maxのみ なんと“無印”なし 価格は21万9800円から
-
7
「iPhone Duo」発表 Apple初の折りたたみスマホ 36万4800円から
-
8
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
9
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
10
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR