大日本印刷(DNP)は、「第21回東京国際ブックフェア」(7月2日〜5日、東京ビッグサイト)で、眼鏡型端末で楽しむデジタル雑誌を参考出展した。出版社などと協力し、コンテンツ制作・配信を行うプラットフォームを作っていきたいという。
セイコーエプソンのスマートグラス「MOVERIO」に搭載されたジャイロセンサーを活用。手で画面を操作する必要なく頭を左右に動かすだけでページをめくったり、コンテンツを選んだりできる。
既存の書籍や雑誌と組み合わせた仕組みも模索する。特定のページを眼鏡越しに見るとアイコンが表れ、ディスプレイ上で動画や写真を展開できる。漫画の表紙から映画の予告編を再生したり、観光地を紹介したページからまるで現地にいるような上下左右360度見回せるパノラマ写真を再生する――などが紹介されている。
今後、出版社などコンテンツホルダーと協力し、ウェアラブル端末用のデジタルコンテンツの制作・配信を行うプラットフォームを構築したい考え。個人で楽しむだけでなく、企業のショールーム、美術館や博物館など公共の施設での利用なども見込んでいる。
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