フェンリルは7月10日、Webブラウザ上で使えるデザインツール「Picky-Pics」をリリースした。用紙の大きさや画像の数に応じて自動でレイアウトを組み、技術がなくても“プロ並み”のフライヤーや名刺を作れるのが特徴だ。
A4サイズの紙、名刺、ハガキ、プレゼン資料、Facebookのカバー写真などから作りたいものを選んでスタート。利用する画像を選ぶと数に応じて自動でレイアウトがおすすめされ、クリックで選んでいくだけで迷わずにデザインできる。
テキストは横書き、縦書きともに対応し、「リュウミン」「新ゴ」「新丸ゴ」などモリサワの提供するプロ向けフォントを無料で使える。作成した画像はPNG/PDF/HTMLページとして出力できる。
写真やイラストの素材は、無料/有料合わせて約5万点を用意するほか、任意の画像をアップロードして入れ込むことも可能だ。有料素材はデータを出力・保存する「権利」として扱うことで通常より安価でシンプルな料金体系に。24時間以内に出力・保存すれば1点あたり100円、時間制限なく何度も出力できる永久出力権は1点あたりイラスト1000円、写真1500円となる。決済はPaypalで行う。決済方法は増やす予定。
Webブラウザ「Sleipnir」をはじめ、デザインにこだわった製品を発表してきている同社だが、社内にデザイナーは多いものの、全てを頼むわけにはいかないのが現状。高価な画像編集ソフトでなくとも一定のルールに基づいてレイアウトするツールがあれば、非デザイナーでも簡単に美しく作れるものが増え、チーム全体の効率が上がるのでは――と考えたのが開発のきっかけだという。
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