米Grouponの創業者で2013年2月に赤字急増の責任を問われ解雇されたアンドリュー・メイソン氏が7月30日(現地時間)、新サービス「Detour」の立ち上げを発表した。間もなくモバイルアプリを公開するという。
メイソン氏のLinkedInによると、2013年5月から米Y Combinatorの“パートタイムパートナー”を務めながら、元Grouponのエンジニアリング担当副社長と共同で11月にDetourを創業した。
Detourのサービスは、位置情報を利用する音声と画像によるモバイル観光ガイド。対応する観光地でアプリを起動すると、ユーザーの行動に合わせて関連する観光情報を音声で流す。デモ動画を見ると、音声だけでなく、関連する画像も表示するようだ。音声は複数の端末で同期できるので、グループ旅行でも同じガイドを聞きながら観光できる。
ガイドコンテンツの制作には、プロのツアーガイドやジャーナリスト、映画制作者、アーティスト、ラジオプロデューサーが参加しており、「ナレーターの世界に浸ってまるで自分が映画の主人公になったような気分になれる」という。
まずは地元のサンフランシスコ・ベイエリアのコンテンツの提供から始める計画。その後、数週間おきに新しいコンテンツを追加していくという。例えばベイエリアの観光名所、フィッシャーマンズワーフのガイドでは、地元のベテラン漁師が普通の観光客の知らない隠れた名所を案内する。
2015年にはコンテンツ制作ツールを公開し、誰もがDetour用のコンテンツを制作・販売できるようにする計画だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR