さて、そろそろ館内に戻り、この企画の目玉「深海世界のオアシス」を見に行きましょう。プロジェクションマッピングのスクリーンとなるのは、高さ9メートル、水深6.5メートル、容量は約1000トンと館内の水槽で最も大きい「相模湾大水槽」。できる限り自然の状態に近付け、相模湾の生態系を再現しています。
上映が始まると、暗かった館内が一気に光にあふれて明るくなります。巨大なマッコウクジラや7色に光るテマリクラゲなどの貴重な生き物から海底都市まで、幻想的な海の世界が目の前に。写真だと少し分かりにくいですが、水槽の中で泳ぐ実際の魚たちが透けて見えるのがすごくきれい! 約8000匹のマイワシの大群が銀色にゆらめいていて、大きなエイがゆったりと横切って、現実とCGが融合している感覚です。
映像は、JR東京駅丸の内駅舎、東京国立博物館などのプロジェクションマッピングを手がけたネイキッドが制作し、水槽内の生き物には影響がないよう細かくチューニングしたとのこと。今後、同様のプロジェクションマッピング企画を、全国の美術館や博物館で「ナイトミュージアム」として展開していく予定だそうです。
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