台風の目が開いた──米航空宇宙局(NASA)は11月3日、日本に近づいている台風20号「ヌーリ」(Nuri)の「目」が形成された様子をとらえた衛星写真を公開した。
公開したのは11月1〜3日、フィリピンの東の海上を進む台風20号の写真。1日の時点では渦巻きの中心は雲におおわれているが、3日の写真では「目」が形成されているのが分かる。
4日午後6時40分の気象庁の発表によると、大型で非常に強い台風20号(中心気圧925ヘクトパスカル)は日本の南の海上を北上している。
撮影したのはNASAや日本の宇宙開発事業団(当時)などの国際プロジェクトとして2002年に打ち上げられた地球観測衛星「アクア」(Aqua)。同衛星の設計寿命は6年間だが、健在な観測機器を使って現在もデータを送り続けている。
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