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台風20号の「目」が開いた 観測衛星がとらえる NASA

» 2014年11月04日 19時36分 公開
[ITmedia]

 台風の目が開いた──米航空宇宙局(NASA)は11月3日、日本に近づいている台風20号「ヌーリ」(Nuri)の「目」が形成された様子をとらえた衛星写真を公開した。

photo 11月1日にはまだ目がない  NASA Goddard MODIS Rapid Response Team
photo 11月3日の写真。目が形成されているのが分かる

 公開したのは11月1〜3日、フィリピンの東の海上を進む台風20号の写真。1日の時点では渦巻きの中心は雲におおわれているが、3日の写真では「目」が形成されているのが分かる。

 4日午後6時40分の気象庁の発表によると、大型で非常に強い台風20号(中心気圧925ヘクトパスカル)は日本の南の海上を北上している。

 撮影したのはNASAや日本の宇宙開発事業団(当時)などの国際プロジェクトとして2002年に打ち上げられた地球観測衛星「アクア」(Aqua)。同衛星の設計寿命は6年間だが、健在な観測機器を使って現在もデータを送り続けている。

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