ドワンゴは12月15日、「nicocas」(ニコキャス)を17日で終了すると発表した。12日に公開したばかりだが、「出すのは早すぎたという結論に達した」という。
ユーザーがライブ映像を配信したり、視聴者と交流できるサービス。同社の川上量生会長が「ニコニコ生放送以来の大型サービスになる」と語っていたもので、ニコニコ動画の誕生日でもある12月12日に公開した。配信者(キャス主)は、アプリをインストールしてTwitterアカウントでログインすれば、iPhoneのカメラ機能を使ってライブ映像を配信でき、アプリのトップ画面には多数のライブ番組がタイル状に並ぶインタフェースを採用していた。
公式サイトでは「長い間、nicocasをご利用いただき本当にありがとうございました。サービスを開始したのがつい数日前のような気がしますが、12月17日の24時をもってサービスを終了させていただくこととしました」と告知。「nicocasはドワンゴが自信を持って開発しているサービスではありますが、出すのは早すぎたという結論に達しました」と説明し、「出直してまいりますので、次回のリリースをお楽しみにお待ちください」としている。
「ニコイン」の購入機能は停止し、購入済みのユーザーへの対応は追って連絡するという。
過去には「その域に達していない」として2週間強で終了した「ニコニコブックマーク」もあったが、今回はさらに短い期間での幕となった。
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