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auから「ガラホ」登場 姿はガラケー、中身はAndroid「AQUOS K」 LTE対応、テザリングも

» 2015年01月19日 14時52分 公開
[岡田有花,ITmedia]
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 KDDIは1月19日、冬モデルの新機種として、折りたたみ式のフィーチャーフォン端末ながらAndroidを搭載した「AQUOS K」(シャープ製)を2月下旬に発売すると発表した。フィーチャーフォンとして国内で初めてLTEに対応。テザリングも可能だ。「AQUOSケータイにスマホが入った『ガラホ』」だと、田中孝司社長は説明している。

 通話用にフィーチャーフォンを、動画やWebコンテンツ閲覧にタブレットを使っているユーザーなどの利用を想定した端末。トップ画面からメニューを開き、「Webブラウザ」「アプリ」「カメラ」といった項目を選ぶなど、フィーチャーフォンの操作感でスマホを利用できる。


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画像 専用にカスタマイズした「auスマートパス」画面
画像 WebブラウザからGoogleを利用している例。フィーチャーフォン用ではなくスマホ用画面が表示されている
画像 アプリはプリセットと、「auスマートパス」からのダウンロードしたもののみ利用できる

画像 テンキー部分をタッチして操作する

 タッチパネルは非搭載だが、テンキー上で指をすべらせるとタッチパッドのように操作できる「タッチクルーザーEX」を搭載。画面上のポインタなどを、テンキー上から操作できる。

 アプリは、Webブラウザや「auナビウォーク」「LISMO」などをプリインストール。Google Playなど外部のアプリストアには対応しないが、専用にカスタマイズした「auスマートパス」から追加アプリをダウンロードできる仕様で、「LINE」などを提供する予定という。「EZweb」は利用できない。

 約3.4インチ液晶ディスプレイ、Android 4.4、クアッドコアCPU、約1310万画素CMOSカメラを搭載。サイズは約51(幅)×113(高さ)×16.9(厚さ)ミリ、連続待受時間は約470時間(LTE)。料金はスマートフォン向けの「カケホとデジラ」か「LTEプラン」から選べる。最大4年間、利用料金から1000円(税別)を割り引く「AQUOS Kスタート割」を実施。55歳以上なら、従来プランより割安な「シニアプラン」も選べる。

au、今後のフィーチャーフォン戦略は

 同社は冬モデルとして、フィーチャーフォン新機種「GRATINA2」(京セラ)も発表。あわせて2機種のフィーチャーフォンを新規に投入した。スマートフォン市場が頭打ちになりつつある中、“ガラケー”に残っているユーザーのニーズも取り込む構えだ。

 今後のauでのフィーチャーフォンの扱いについて田中社長は「はっきり決めてないのが本音。お客さんが『(スマホではなく)ガラホでもいいんだ』ということであれば、そっちに大きくシフトすることはあると思うが、どっちにするかまで最終判断していない」と話すにとどめた。

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