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au冬モデルは“ガラケーユーザー”に照準 鈍化するスマホシフト、再加速なるか(1/2 ページ)

» 2015年01月19日 18時15分 公開
[岡田有花,ITmedia]
画像 左からキッズスマホ「miraie」、「INFOBAR A03」、シニアスマホ「BASIO」

 「聖域なき商品開発を行った」――KDDIの田中孝司社長は1月19日に開いたau冬モデルの発表会でこう述べた。同社として初めて、シニア向けとジュニア向けのスマートフォンを投入。フィーチャーフォン(ガラケー)端末ながらAndroidを搭載した“ガラホ”も開発した。

 スマホ端末にガラケーユーザーのニーズを取り込み、シニア・ジュニア向け割り引きプランも提供することで、鈍化しているスマホシフトを再加速させる狙いだ。

シニア、ジュニア向けスマホや“ガラホ”も

 初のシニア向けスマートフォンは「BASIO」は、電話やメール専用のハードウェアボタンを搭載し、文字の読みやすさや音声の聞き取りやすさにこだわった。ジュニア向けスマホ「miraie」は、有害サイトへのアクセス制限や、「うざい」など親が子どもに使ってほしくないキーワードが入力されるとアラートが出る「あんしん文字入力」機能などを備えた。

画像 AQUOS K

 折りたたみ式のフィーチャーフォン端末ながらAndroidを搭載したLTE対応の“ガラホ”「AQUOS K」も投入。テザリングに対応しており、通話用にフィーチャーフォンを、動画やWebコンテンツ閲覧にタブレットを使っているユーザーや、ガラケーの操作感でスマホを使ってみたい人の利用を想定する。

 シニア・ジュニアのスマホシフトを加速させるべく、割り引きプランを提供。「BASIO」「AQUOS K」を購入した55歳以上でのユーザー向けに割安なシニア向けプランを提供し、「miraie」を購入した小学生以下のユーザーにも割安なプランを用意。学生と家族向けの割り引きサービス「学割」も強化し、春商戦に備える。

画像 INFOBAR A03

 冬モデルは合計6機種。プロダクトデザイナーの深澤直人氏がデザインした「INFOBAR」シリーズのスマホ新機種「INFOBAR A03」、コンパクトサイズのスマホ「AQUOS SERIE mini」、フィーチャーフォン新機種「GRATINA 2」も発売する

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