Google日本法人は3月19日、検索した質問に対する答えをダイレクトに結果ページに表示する新機能をGoogle検索の日本版に追加した。従来のページリストから1歩進み、ユーザーが知りたい情報に関するテキストや画像そのものを上位に表示する。
「iPS細胞とは」「相対性理論とは」など専門的な用語や、「ブラジルの国旗の由来」「首都圏の定義」など素朴な疑問、「認証保育園とは」「ふるさと納税とは」など実用的な知識にも対応する。
モノに対する基本情報をデータベース化するナレッジグラフ、口語でも検索できる音声検索など、これまで培ってきた自然言語処理技術を複合的に組み合わせた機能。米国では昨年に加わっている。
画面の小さいモバイルデバイスの使用率が高まり、検索結果を複数見比べる手間が大きくなっていることが開発のきっかけの1つだったという。
徳生裕人製品開発本部長は「キーワード単位ではなく質問として理解できるようになったのが、検索エンジンとして大きなステップアップであり、これまで磨いてきた技術の集大成。ユーザーが少しでも早く知りたい情報にたどり着ける方法をさらに模索していきたい」と話している。
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