Appleロゴを記憶だけで正確に描いてください──米国の心理学者が大学生におなじみのリンゴマークを描いてもらうテストをしたところ、正確に描けたのは85人中たった1人だったという。「人の記憶は日常目にするものについてさえ、とてもいい加減なものなのだ」という。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の心理学者チームが同校の学生に対し、白紙に「Appleロゴを描いてください」と依頼。結果はさんざんで、正確に描けたのは85人中1人。似ても似つかない図形を描く人もいた。52人がAppleユーザーだったが、Windowsユーザーと比べて出来がよかったということもなかったという。
Appleロゴを少しずつ改変したシンボルを見せて正しいものを選ばせるテストも、正解者は少なかったという。あなたは正解できますか?
日常的で身近なものに対しては記憶がいい加減になることは知られており、例えば熟練したタイピストでもキーボードを描写することは難しい。人の脳はディテールを正確に記憶することを重視していないつくりになっているのかもしれないという。
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