台湾ASUSTeK Computer(以下ASUS)は3月31日(現地時間)、ディスプレイやテレビのHDMIポートに挿すことでChrome OS搭載PCとして使える端末「Chromebit」を発表した。年内に100ドル以下で発売する計画だ。
サイズは明記されていないが、スニッカーズのようなスナックバーより小さいという。プロセッサは中国Rockchip製の4コアで、Wi-FiとBluetooth 4.0をサポートする。ポートはディスプレイなどに接続するためのHDMIポート、充電用のMicro USBポート、キーボードなどを接続できるフルサイズのUSBポートがある。
ASUSはまた、折りたたむことでタブレットとして使うこともできる「Chromebook Flip」と、11.6インチディスプレイの「Chromebook C201」も発表した。いずれもプロセッサはChromebitと同じRockchip製4コアで、メモリは2あるいは4Gバイト、ストレージ(eMMC)は16Gバイト。
Chromebook Flipはディスプレイは10.1インチでタッチ対応になっており、360度開くとタブレットとして使える。価格は249ドルからで、6月に発売の予定。
Chromebook C201のディスプレイはタッチ対応ではなく、バッテリー持続時間は13時間。5月に米Amazon.comで発売する。価格は169ドルから。
米Googleは同日、中国のメーカー、HaierとHisenseのChromebookも発表した。それぞれの価格は149ドル。
ChromebookはWindows PCよりも安価にGoogleの一連のアプリやサービスを利用できることから、教育機関での採用が増えている。米調査会社IDCの調査によると、Chromebookの米教育市場向け出荷台数は昨年第3四半期に米AppleのiPadを抜いた。
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