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Googleが「Chrome 41」のアップデート公開 極めて深刻な脆弱性に対処

» 2015年04月02日 08時05分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

 米Googleは4月1日、Webブラウザの安定版「Chrome 41」のセキュリティアップデートをWindows、Mac、Linux向けに公開し、極めて深刻な脆弱性に対処した。

 同社によると、最新版の「Chrome 41.0.2272.118」では4件の脆弱性を修正した。このうちV8、Gamepad、IPCの組み合わせによる脆弱性は、悪用されるとサンドボックス外でリモートからコードを実行される恐れがある。危険度はGoogleの4段階評価で最も高い「Critical」と評価され、発見者には29633.7ドルの賞金が贈呈された。

深刻な脆弱性の報告者に約3万ドルの報奨金が贈られる

 また、Hewlett−Packard(HP)のハッキングコンペPwn2Ownで発見されたGPUの競合状態に起因するバッファオーバーフローの脆弱性も修正された。こちらの危険度は上から2番目の「High」に分類されている。

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