米Facebookは4月27日(現地時間)、iOSおよびAndroid版「Facebookメッセンジャー」(以下「メッセンジャー」)にビデオチャット機能を追加したと発表した。日本ではまだ使えないが、まずは北米や欧州の一部地域など、約20カ国でスタートし、向こう数カ月で提供地域を拡大していく。
ビデオチャット機能が使えるようになると、メッセンジャーのチャット画面の右上にビデオカメラのアイコンが表示されるようになり、これをタップするとチャット中の相手をビデオチャットに呼び出せる。
米MicrosoftのSkype、米Googleのハングアウト、米AppleのFaceTimeと同様に無料で、Wi-Fiでもキャリア回線でも、AndroidとiOSとでも通話できる。グループチャット機能はまだない。
メッセンジャーにはWebアプリ版もあるが、こちらはまだビデオチャットに対応していない。
Facebookは3月の開発者会議「F8」でメッセンジャーのプラットフォーム化とメッセンジャーでのカスタマーサポート機能「Business on Messenger」を発表し、最近ではメッセンジャーと連動するAndroid向けの通話アプリ「Hello」をリリースするなど、同サービスを強化している。メッセンジャーはビジネス向けFacebook「Facebook at Work」にも含まれている。
メッセンジャーの世界での月間アクティブユーザー数(MAU)は6億人。メッセンジャーによるVoIP通話は世界のVoIP通話の10%を占めるという。
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