米4大カード企業の1つであるDiscoverは4月27日(現地時間)、米AppleのNFCモバイル決済サービス「Apple Pay」を今秋からサポートすると発表した。これで、米4大カードすべて(VISA、MasterCard、American Express、Discover)に対応することになる。
Apple Payは、Appleが昨年9月に発表したiPhone 6/6 PlusおよびApple Watchで利用できるNFCベースのモバイル決済サービス。クレジットカード情報を暗号化して端末に保存し、小売店の店頭に用意されたApple Pay用のセンサーに端末をかざしてTouch IDで指紋を認証させることで支払いができる。カード情報はPassbookに登録するので、複数のカードを登録できる。
また、米Best Buyも同日、Apple Payの採用を発表した。公式モバイルアプリでの買い物でApple Payでの支払いが同日から可能になった。また、年内に実店舗での支払いも可能になる見込みだ。
Appleのティム・クックCEOは同日の業績発表後の電話会見で、Apple Payを利用できる店舗は立ち上げから3倍に増加したと語った。
なお、Apple Payと競合する「Softcard(旧ISIS)」のモバイル決済は、すでに4大カードに対応している。Softcardについては、米Googleが技術を買収しており、Google Walletに統合される見込みだ。
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