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「スマホゲーだけでこの請求金額……!? おそろしい子!」 子どもの高額決済問題、「ガラスの仮面」で啓発 ガンホーがサイト開設

» 2015年04月30日 18時37分 公開
[ITmedia]

 「えっ……スマホのゲームだけでこの請求金額……!? おそろしい子……!」――ガンホー・オンライン・エンターテイメントは4月30日、子どもによるスマートフォンゲームの高額決済に関する啓発サイト「STOP!子供によるゲームの高額決済」を開設した。漫画「ガラスの仮面」(美内すずえ作)のキャラクターが登場。子どもを持つ親に、高額課金が起きるケースや対策を指南している。

画像 「STOP!子供によるゲームの高額決済」トップページ (c)Miuchi Suzue「ガラスの仮面」

 未成年者が保護者の承諾を得ずにスマートフォンゲームの有料アイテムなどを決済し、高額な請求を受けてしまうケースやその対策を解説するサイト。「ガラスの仮面」のキャラが、イラストや文章、動画で登場する。

 「あ……有料ポイントが足りない……。お母さんのクレジットカードがあれば……あたし買える!!」――同サイトによると、高額決済で最も多い事例(同社調べ)は「子どもが親のサイフからクレジットカードを持ち出して利用した」ケース。子どものクラスメイトの間でカードが使い回されていた事例もあるという。

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 「スマホのクレジットカード情報は枯れることはない……! おまえが設定をかえない限り……! 紫のバラとともにな……!」――通販サイト利用時などに一度でもカード情報を入力すると、設定を変更しない限りカード情報がスマホに残り、子どもに使われてしまう恐れもあると指摘する。

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 「ワイファイって一体何ですの!? 解約したスマホも、タブレットも、つながるなんて……!」――通信回線を解約したスマホやタブレット、音楽再生プレーヤーなどもWi-Fi経由でネット決済できることがあり、子どもが利用する場合は注意するように呼び掛けている。

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 子どもによる高額課金対策として「高額決済を防ぐための3つのエチュード」を紹介。(1)クレジットカードは子どもの手の届かない場所に保管し、情報を管理すること、(2)決済パスワードは子どもに教えないこと、(3)解約したスマホやタブレット、音楽プレーヤーが通信可能か把握しておくこと――を指南している。

 また、子どもの名前と1日当たりのゲームプレイ時間、課金額、約束を破ったときの対応策を選ぶと、設定したルールをガラスの仮面の漫画ページ風に表示するジェネレーター「MAKEジェネレーター」も利用できる。

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