求人サイトを運営するベンチャー企業のビズリーチは5月16日、求人情報の横断検索サイト「スタンバイ」を公開した。ネット上で公開されている求人情報を横断検索できるほか、企業が無料で求人情報を掲載することもできる。「採用に予算を割けない中小企業に利用してもらい、“採用革命”を起こしたい」と同社の南壮一郎社長は話す。
スタンバイは、ネット上に掲載された求人情報をクローリングし、横断検索できるサイト。正社員やアルバイトといった働き方や業種・職種を問わずに検索できるのが特徴で、オープン時点で約300万件の求人情報を掲載しているという。
企業は、情報の作成や公開、採用管理が無料で可能。採用成約時の追加手数料も徴収しない。収益は、検索結果ページの周辺に掲載した広告から得る計画だが、当面は収益を追わず、掲載情報の充実を優先させるという。
アソビューが運営する遊び・体験の予約サイト「asoview!」と提携。asoview!を利用する全国のレジャー事業者に無料の採用サービスを提供し、求職者の応募を促進する。
求人情報を横断検索と無料の求人情報掲載機能を備えたサービスとしては、リクルートグループの「Indeed」が先行している。Indeedとの違いについて問われた南社長は「非常に似ている部分もある」と認める一方、「ネット上にある情報のクローリングだけでなく、企業に求人情報を掲載してもらうことに注力し、ネットに上がっていなかった求人情報をネット上に流通させたい」と話していた。
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