ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

楽天、新社屋「楽天クリムゾンハウス」へ移転開始 夕食も無料に

» 2015年06月22日 17時31分 公開
[ITmedia]

 楽天は6月22日、東京・二子玉川の新社屋「楽天クリムゾンハウス」への移転を始めた。9月下旬にはおおむね完了する見込みという。

photo 楽天クリムゾンハウス

 2007年8月から入居する品川シーサイド駅前の「楽天タワー」から、「今後の事業拡大に伴う従業員の増加を見据えるとともに、グループ企業を集約し、より一層の業務の効率化を図るため」として移転する。

 新社屋は東急田園都市線/大井町線の二子玉川駅から徒歩4分の地上30階・地下2階建てビルのうち地上2〜27階・延べ6万3500平方メートルと、隣接する「楽天クリムゾンハウス アネックス」の3〜4階1058平方メートルを利用し、グループ約1万人が入居する。

 ビデオカンファレンスシステムを全社に拡充したほか、パーティションを減らしたオープンなオフィス空間とし」、立ち話ができるスタンディングテーブルを各所に設置。電動昇降式デスクの全社的な導入で、立ちながらデスクワークをすることも選べるようにした。「従業員による緊密なコミュニケーションとスピーディーな意思決定を可能にするベンチャー精神を醸成し、スタートアップの雰囲気あふれるオフィス環境を実現する」という。

 カフェテリアは朝食と昼食に加え、夕食も無料提供。育児をしながら働きたい従業員のために託児所を新設したほか、イスラム教徒などが利用できる礼拝専用室なども設けた。マッサージ・鍼灸を受けられるリラクゼーションスペースやヘアサロン、クリーニング店なども備え、「第二の家(ハウス)」のように快適に過ごせるオフィス環境を目指しているという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.