米Facebookが、“音楽への参入”について3大レーベル(Sony Music Entertainment、Universal Music Group、Warner Music Group)と話し合いを持った──。The Vergeが複数の情報源からの話として7月1日(現地時間)にそう報じた。
これらの話し合いはまだ初期段階で、Facebookはまだ具体的な事業アイデアを持っているわけではないという。
Facebookは近年、モバイルと動画に注力している。また、複数のメディア企業と提携し、Facebookでのみ視聴できるオリジナルコンテンツ「Instant Articles」の提供に取り組んでいる。
例えばInstant Articlesの音楽動画版として、レーベルが自身のFacebookページで所属アーティストのオリジナル動画を提供するとしたら、14億4000万人のユーザーのFacebookでの滞在時間はさらに伸びることになりそうだ。
Facebookは2009年からFacebookユーザーのアーティストのアクティビティを紹介する公式コミュニティー「Music on Facebook」を運営している。
米国でのIT企業による音楽サービスとしては、Googleの「Google Play Music」、Amazonの「Prime Music」、Microsoftの「Xbox Music」、Appleが6月30日にスタートした「Apple Music」などがある。米Twitterはかつて音楽アプリ「Twitter #music」で音楽市場に参入しようとしたが、撤退した。
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