大日本印刷(DNP)とミライトは7月2日、公衆無線LANアクセスポイント機能を備えたデジタルサイネージ「PONTANA」(ぽん棚)からスマートフォンやタブレットに電子書籍を配信するサービスを年内に開始すると発表した。
PONTANAは今夏発売予定のデジタルサイネージ。書店の本棚のように電子書籍の表紙を表示し、タッチすると、専用のビューワアプリをインストールしたスマートフォンやタブレットに電子書籍のデータがダウンロードでき、一部を立ち読みできる。
立ち読みした電子書籍は「honto.jp」から購入も可能。書店の本棚から本を取るように、電子書籍の立ち読みや購入ができるとしている。PONTANAを設置したオーナーには、電子書籍売り上げアフィリエイトなど収益源も提供できるという。
年内のサービス提供を目指し、2020年度までに全国5万カ所への設置を目指す。将来は、DNPが電子書店やリアル書店で培ったノウハウを活用し、設置場所やユーザーの特性に応じた電子書籍の品ぞろえや陳列方法を提案する計画だ。
同サービスは「第22回東京国際ブックフェア」(7月4日まで、東京ビッグサイト)のDNPブースに出展する。
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