アスラテックとココロ、佐川電子、博報堂の4社は7月17日、ロボットアイドルの普及を目的とした「ロボドルプロジェクト」を共同で発足させたと発表した。イベントやテレビ番組、映像作品などでのロボットの活用促進と市場開拓を目指す。
アイドルグループ「乃木坂46」のミュージックビデオに、プロジェクト所属ロボットが出演。乃木坂46のメンバーとロボットが曲に合わせて一緒に踊っている。
プロジェクトでは、ロボットを活用したエンターテインメントコンテンツが増えてくると予想し、ロボットの適切なキャスティングや動作管理、ロボット用衣装・メイクなどのサポートを提供する。今後、参加企業の拡充やロボットアイドルの発掘を進め、ロボットの活躍の場を広げていく計画だ。
アスラテックが開発したロボット制御システム「V-Sido OS」による操作に対応したロボットがプロジェクトに所属。同OSは、ロボットをリアルタイムに操縦できるほか、「V-Sido×Songle」(アスラテックと産業技術総合研究所が共同開発した制御システム)を使えば音楽に合わせてロボットを踊らせることも可能だ。
所属ロボット。左から「SE-01」(身長約570ミリ)、「アクトロイド」(身長約1700ミリ)、「ASRA C1」(身長約1200ミリ)、「GR-001」(身長255ミリ) (C)Sagawa Electronics, Inc., (C)VOLKS INC (C)KOKORO CO., LTD. (C)Asratec corp. (C)HPI Japan.所属ロボットは、佐川電子が開発した、ドールの形状をした人型ロボット「SE-01」や、ココロが開発した人間そっくりの等身大ロボット「アクトロイド」シリーズ、V-Sido OSのコンセプトモデルロボ「ASRA C1」、エイチ・ピー・アイ・ジャパンが開発し、市販されているホビーロボット「GR-001」など。
所属ロボが出演するミュージックビデオが公開されている。アイドルグループ「乃木坂46」の「魚たちのLOVE SONG」で、乃木坂46のメンバーと多数の「GR-001」が楽曲に合わせて一緒に踊っているほか、「SE-01」も出演している。
踊りや動きを楽しめる手のひらサイズのロボットドール「iDoll」 博報堂がプロトタイプ発表
東芝の“人間らしい”女性型ロボ「地平アイこ」、三越本店で“受付嬢”に
「人間の思い通りに動かせる」 ロボット制御ソフト「V-Sido OS」事業化、ソフトバンク子会社が展開
ミク、めぐぽ、春香――3つの歌声を持つヒューマノイドに会ってきたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR