ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

auキャリアメール障害発生から半月、いまだ影響残るユーザーに対策を案内

» 2015年07月28日 12時38分 公開
[ITmedia]

 KDDI(au)の携帯電話の一部で7月12日に発生したキャリアメール送受信障害の影響が、半月経った28日時点でも続いている。設備の復旧はおおむね完了しているが、顧客の端末と設備の状態が整合していない場合があるとし、同社は不具合が続いているユーザーに対して、端末側で試せる対策を案内している。

 障害は12日の午後6時26分に全国で発生し、最大約796万回線でメールの送受信ができなくなった。送受信ができない状態は13日午後に解消したが、28日時点でも一部のユーザーで送受信が遅延したり、一部の過去メールの閲覧ができない状態が続いているという。

 不具合が続いているユーザーに対して同社は、以下の対策で改善の可能性があるとし、3つの方法を案内している。

(1)iPhoneで「◎Eメール」で始まるメールアカウントを利用しているユーザーは、「Friends Note」のアプリで連絡先をバックアップし、メールアカウントを削除、端末を再起動(電源OFF→ON)してメールアカウントを再設定する

(2)iPhoneでメールの「未読マーク」が消えない/未読メールが見当たらないユーザーは、メールボックス画面の「編集」をタップし、「未開封」フォルダにチェックを入れて「完了」をタップする

(3)(1)(2)に該当しないユーザーは、端末を再起動する

 以上の対策でも改善がみられない場合は、同社の「お客様センター」まで電話で問い合わせるよう呼び掛けている。同社は現在、問い合わせに応じて状況の確認や対策、改善方法の案内を行っており、障害の完全復旧のめどは立っていないとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.