米Twitterは8月28日(現地時間)、従業員のダイバーシティ(多様性)を開示し、来年に向けた改善目標を発表した。
米国では昨年、企業におけるダイバーシティ問題への関心の高まりを受け、同社やGoogle、Apple、Facebookなどが従業位の男女比、人種別比率を開示した。いずれも男性が約7割という結果で、改善の余地があることを認めていた。
Twitterの2014年と2015年の性別従業員比率は以下の通り(2015年は女性が上になっている)。女性比率は従業員全体では4ポイント、エンジニアでは3ポイント、幹部では1ポイント上昇した。
同社でダイバーシティ担当副社長を務めるジャネット・ヴァン・ハイス氏は公式ブログで「Twitterを使っている人々の幅広さを当社の組織構成に反映させることで、世界中の人々により良いサービスを提供していきたい」と語った。
Twitterは来年の公式目標値として、女性比率を従業員全体では1ポイント、エンジニアでは3ポイント、幹部でも3ポイント増やすとしている。米国での人種別では、URM(アフリカ系、メキシコ系、ネイティブアメリカン、太平洋諸島出身者、プエルトリコ人)の比率を従業員全体では11%に、エンジニアでは9%に、幹部では6%にするとしている。
目標値はやや消極的なものにみえるが、Twitterは責任を持ってこの目標を達成すると宣言した。
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